明けましておめでとうございます。
今年もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

さて、今回はプリント基板を自宅で製作するのではなく、 海外の業者の方に基板を発注してみたいと思います。前の記事でプリント基板の依頼を受け付けると言っていましたが、自作の方の基板製作の受付企画は終了しました。海外に発注した方がきれいにできます。

今回初めて基板を外注してみることにしました。 日本の業者さんだと数万円掛かるところを、海外業者ではその10分の1ほどの値段で製作を行ってくれます。送料の方を心配されるかと思いますが、大抵$8ほどです。日本国内の配達送料と然程変わらないかと思います。

今回発注する予定の基板はこちらです。
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テスラコイルの制御回路です。前回の記事で左下の回路を載せたかと思いますが、GDTはやめて文字を書くためのスペースにしました。よく考えたらハーフブリッジで駆動することなんてまずありませんからね。簡単に基板の説明をすると、左下が演算・制御・増幅回路、右下が突入電流抑止回路、左上が簡単なワイヤレス受電用のコイル、右上は筆箱にでも付けれるキーフォルダー的なもの。

それではどこの業者に発注するかです。候補として上がったのがFusionPCBElecrowの2つ。どちらがいいのかはイマイチわからないので、昔から続いていて先人も多くいるFusionPCBに決めました。Elecrowは次回挑戦してみようと思います。

まずは基板のガーバーデータを準備します。Eagleの*.brdデータを直接送ろうとしても受け取ってもらえないので注意です。ガーバーの出力方法は適当にggればすぐに出てきます。
ガーバー出力すると色々なファイルが生成されます。
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例えばこんな感じの。これは修正前なので文字が散らかってますね。ガーバーの確認の必要性が見受けられます。ガーバーの確認にはP板.comの出しているCADLUS Viewerを使用しました。これでしっかり確認してから発注しましょう。

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他にはこんな感じのレイヤーもあります。一つでもファイルが抜けてると残念な基板になってしまうので慎重にファイルを確認してください。

それでは発注です。上にFusionPCBのリンクつけておいたので、そこから必要事項を記入して進めていけば意外と簡単に発注できます。
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これで発注完了です。

気になるお値段ですが、100*100の基板*10枚にグリーンレジスタ、レイヤー2、厚み1.6mmその他標準設定で$21.9+送料$8.1で合計$29.0でした。クレジットカードで支払って、引き落としが3,601円。最近は円安の影響で高く感じられるのが痛いですね。でも日本と比べれば感動するくらい安いことがわかります。現在商品が届くのを待ってる状態です。発注したのが1月21日の深夜2時頃。さて、いつ届くでしょうかね。基板のできが気になります。(H27.1.26追記:今日FusionPCBから発送したとのメールがありました。)

それからElerowとの比較も近いうちに出来そうです。Ponsさんの発注する基板に空きがあるということで、
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こちらの基板を入れてもらうことになりました。こちらは2/7くらいに発注予定です。

それでは、よいプリント基板ライフを。