私が電子考察を始めたきっかけは電飾系の工作がやりたくてなんですよ。そこから友達がニコニコ動画のレールガンを見せてきて、中学2年の私は「これ作ってみたい!」と思うようになり調べててみると中々に大変なものだと知り、関連記事に載っていたコイルガンをやってみようかと高電圧を扱う実験で一番初めに手を付けた分野がコイルガンだったのです。中学3年の時に色々と工夫を加えたコイルガンで受賞もしましたが、その当時は分かっていなかったことが多すぎました。今回は原点に戻り、あの時できなかったこと(シミュやオシロの扱い)が出来るようになってきたので、もう一度コイルガンプロジェクトを始動させようと思います。

まず最初に      ↓クリックで拡大
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このグラフを見て何が分かりますか? あー効率落ちちゃってるなーと理解できましたでしょうか。 モーター等の逆起電力はこの位置にフライホイールダイオードを儲けることで打ち消されるのですが、この場合、ダイオードとコイルで"ぐるぐる"と電流が流れているのがこのシミュレーションから見受けられます。コイルガンは瞬時に電流を流し、ちょうどいいところでキッパリと電流を遮断して磁気によるプロジェクタイルの引き返しを最小限に抑えなければいけません。はい、ヒントはここまで。コイルガンでの最高なスナバ回路を考えましょう。

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次にやったことと言えばこんなことかな。コイルをよく見ると、前に8本、後ろに8本のUEW線が出ていることがわかります。なかなか作るの大変でしたよ。しかも綺麗に巻くにはコツが必要です。それぞれの配線が終わり、ターミナルブロック部分にピンヘッダでタップを設けました。こうすることにより コイルのインダクタンスを可変することができます。LCRメーターで測定してグラフ化すると、曲線を描いてインダクタンスが上昇していきました。また、プロジェクタイルの挿入具合でのインダクタンス変化も勿論あります。そちらもグラフ化すると2回うねる曲線を描きました。ヒントはここまで。

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昇圧は昇圧チョッパを使用。充電時間は4秒くらいかな。まあコンデンサが250Vの45Jくらいだからってこともあるんだけど。因みに今後キャパシタも可変にできるようにしようと思い製作してある。完成してるけど画像がない。しかもまだ試してないし、私が試してから画像は投稿しようかなと。

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これが現状。まだ調整とかできてないから今後どんどん威力が上がっていくのかと思うと楽しみ過ぎるな。因みにチップスターの厚紙はアルミ缶より格段に貫通難しいからね。


ここからはおまけ。

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Ponzからの依頼のプリント基板作ったり

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足が6本ある5mm砲弾型発光ダイオードが手に入ったり

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流行に乗って青色レーザー買ったり

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VU100の塩化ビニルパイプに巻いた巨大コイルのニス塗り(3度目)をしたり

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何と言ってもこれ。巨大テスラコイルの制御部。詳しいことは秘密。

今後に期待してね~ノシ

追記--2014/11/30

コメントの方で6本足発光ダイオードが気になると頂いたので詳しく書きたいと思います。
 
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6本脚があるうち、真ん中2つがGNDとなっておりました。最初分からなかったんで光ったり光らなかったりで悩まされました。Twitterは赤、青、緑の3原色がGNDも絶縁されてるものではないかと話していましたが、実際はこんな感じです。右上から時計回りに青、黄、青、赤と光っています。謎ですね・・・何に使われるものだったのでしょうか。因みにこのLEDの入手先はヤフオクです。11個60円で手に入りました。ネタとして買ったので良しとしましょう。